半年くらい前でしょうか 昼の弁当屋さんで注文分を待っていました。私の後に、どたどたと5人のお客さんがきて 待合の椅子はいっぱいになりました。そのあとしばらくして 一人の70歳くらいの女性が来店。歩く際、足をひきずっていらっしゃったようにも見え、立って待っていらっしゃったのが気の毒で ”おかあさん 僕の席座ってください。僕はもうすぐ弁当もらいますから” と席をゆずり。何か小さな声で返事をされましたが、私はそのまま弁当を手に退店しました。
 ちょくちょくその店に寄ってはいましたが、昨日ふと 話しかけられ・・ ”おにいちゃん!この前は親切にしてくれてありがとうね!”と あめをくれました。しばらく思い出せなかったですが、足を見て思い出しました。私はたわいもないことと忘れてましたが、感謝の気持ちを思い続けてくれた方でした。
 あめとその日買った から揚げ弁当は合いませんでしたが、ひときわ あったかい弁当に感じたお昼でございました。