先日 大変お世話になった先輩の葬儀へ参列。

自宅へ帰り 悲しい気持ちで礼服を仕舞おうとしていた時 ふと思い出した。

数年前。仕事関係者の親族の葬儀に参列。

初めての代表焼香を頼まれていたのと 時間ギリギリに会場に到着したとで

緊張し 慌ただしく最前列へ着席しました。

しばらくすると 私の襟へ後ろの方の手が伸びてきて。

見ず知らずのその方は 慌てて写真のように立っていた私の礼服の襟を ”無言” で直してくれたのです。

私もなんとなく前を向いたまま お礼を小さな声で言ったほどでした。

その時は ”親切な人だな” と思った程度でしたが それは

前に出る私を そして周りに恥をかかせないように ”無言” でそうしてくれたのです。

帰りに ふと振り返りましたが 50~60才くらいの女性だった気がしました。

今 思い返せば とても思いやりのある 深みのある方だったと思っています。

 人生で大切な気持ちは 何種類かあると思いますが 今は

”反省と その結論を 未来に生かす”

が一番と思っています。

社会人として 一人の 人として。

 

礼服